プロジェクト詳細

One’s final abode

フレッシュハウス
マンションリノベーション / 神奈川県

INFO

築年数:32年

面積:78.39m²

居住者:二人暮らし

費用:1082万円

物件オーナーである祖母の転居により、管理のために入居した施主夫妻。鉄骨造の特徴である寒さと段差の多さに加え、和室が中央にある間取りが今の生活に合わないのでリビングを広げたい。断熱性、防音性を向上し、水廻りの狭さを解消したいというご要望。これからの暮らしやすさ実現のために全面改装の依頼を承りました。

築30年ほどの鉄骨造の建物は寒さと段差が問題でした。断熱性を強化するために外周に面する壁を2重にして断熱材を施し、床も遮音効果のあるフリーフロアを使って階下への防音対策を施しました。これからの生活では使いづらいと思われる中央に和室がある間取りで浴室・トイレなど、単一空間が狭いという状況。将来の介助スペースを考慮して浴室を1坪サイズに拡大。トイレ・ランドリー・洗面空間をワンルームにまとめ、車椅子でも方向転換でき、介助者も入れるゆとりある間取りとしました。今後ご夫婦で過ごす時間が長くなる事を踏まえ、個々のプライベート空間と、コミュニケートできる空間を明確に区分けしました。料理が趣味の妻が選んだキッチンには長いカウンターと広いパントリーを設置。LDKには料理好きな妻と、PCが趣味の夫のそれぞれの場所を確保し、お互いの気配を感じながらも視線が合わず趣味に集中しやすく、かつ会話し易いレイアウトに。天井には長手方向いっぱいにレッドシダーの色を活かした梁を3本配し奥行きを強調。広いLDKを引き締めています。玄関ホールには大切にしている大きな絵画のためのカウンターを設置。ゆとりのある空間にご夫妻のセンスがうかがえるエントランスとなりました。