まるで公園のような落ち着ける空間

リビング入口の収納が生活動線の妨げになっており、廊下に面したドアがすべて片開きのため、歩行と各室の出入りでぶつかる危険性がありました。そのため、注意しながら生活を送っていました。

お子さまたちの成長に伴い、独立した居室を増やす必要が生じたため、リフォームのご相談を受けました。また、リビングの採光性と通気性を改善し、家族が快適に過ごせる空間に変えたいというご要望もいただきました。そこで、南面の主要採光面をLDK内に取り込み、洋室とキッチンの間に室内窓を設置しました。この室内窓は、外壁に面する南北の開口部の間に設けることで、スムーズな通気を実現しつつ、冷暖房のエリア分けも可能にしました。

リビングの天井にはパーゴラを取り付け、石壁模様の漆喰をアクセント壁に仕立てました。これにより、公園にいるかのような雰囲気を演出しています。さらに、家事動線を見直し、洗面室からリビングを抜けてウォークインクローゼット（WIC）への最短距離でのアクセスを可能にしました。これにより、長かった家事動線が短縮され、日々の家事が楽になるよう設計しました。

リフォーム後は、家族全員が快適に過ごせる空間となり、子供たちの成長に合わせた居室の増設や、リビングの採光性・通気性の改善が実現しました。これにより、家族がより安心して生活できるようになり、家事の効率も大幅に向上しました。