プロジェクト詳細

キッチンからデザインする新たな暮らし方

株式会社 アルフレッシュ
戸建リノベーション / 三重県

INFO

築年数:築26年

面積:10m²

費用:約260万円

カントリー調から、憧れの古民家風へ

新築当時、流行していたカントリー調の空間に、今のご夫婦の好きな和の古家具が点在していました。
お子様たちが独立されたことをきっかけに、長時間過ごすLDKを古民家風の空間にイメージを一新することに。

閉塞感のあった独立型キッチンの配置はそのままに、スモークオーク柄ステンレスカウンターをご提案しました。無骨さのあるシステムキッチンで、収納力が向上。
内装や造作家具は、和風ヴィンテージテイストでコーディネート。ダイニング側の黒色モザイクタイルを貼ったカウンターと造作収納が、レトロな味わいをより深めます。造作収納には、お気に入りの茶器、愛読書を並べました。

ほかにも、土間を意識した床材、ウォールナット色の塗装、天井の網代風壁紙など、和のテイストをふんだんに盛り込み、まるで古民家のようなLDKに。

家づくりやインテリア、DIYの大好きなご夫婦が、リフォームをきっかけに、好きなものを突き詰めて見えてきたのは、肩肘張らない等身大の「和」の暮らし。お気に入りのものたちに囲まれながら、気ままな2人暮らしをのんびり過ごされているようです。

以前から使われているダイニングテーブルは、ご夫婦自ら和風テイストに合う色に塗り直しされました。

LDKと和室との間のふすまは、敷鴨居はそのまま、ガラス障子戸に建具本体のみを取り替えました。

この建具に使われているガラスは、F様がお知り合いから譲ってもらった古建具のガラスだけを外して再利用しました。
大切に保管されていましたが、「ぜひ使いたい」とのご要望をいただき、デザインも新たに生まれ変わりました。

カウンター面は、キッチン廻りで使用した黒色モザイクタイルを貼りました。

ダイニング側カウンター下には、見せる収納棚を造作。
時代を経たような焦げ茶色が、古道具の魅力を引き立てます。

奥様お気に入りの茶器類をディスプレイできるほか、1番下の段には本や雑誌が収納ができます。

業務用キッチンにするか、システムキッチンにするかで悩んでいらっしゃった奥様。
古民家×ステンレスの雰囲気を好まれていたので、パナソニックのリフォムスをステンレスカウンターでご提案。業務用キッチンのような無骨さもありながら、機能性、収納量、使い勝手の良さをショウルームでご体感いただきました。

キッチン廻りには、あえてキッチンパネルは使わず、黒色モザイクタイル貼りにしました。
釉薬で表現した、布目模様のテクスチュアが和風テイストを引き立てます。

床材は、古民家の上質な土間空間にをイメージしてアーキスペックフロアーをご提案しました。

LDKと和室前の外部土間は、黒玉石の洗い出し仕上げで、インテリアとの繋がりをもたせました。

ご夫婦の週末の楽しみは、お庭づくりなのだとか。
タマリュウを植えたり、ピンコロ石を敷き詰めたり、ブロック塀を塗ったり・・・。
盆栽をはじめられた奥様の表情はやわらかく、自分たちらしい家づくりを楽しまれています。