完全版｜壁紙クロスリノベーション・リフォームのガイド〜種類・費用・事例まとめ

リノベーションを計画する上で、部屋の雰囲気を大きく左右するのが壁紙クロスです。壁紙クロスは種類が豊富で、どれを選ぶかによって機能性や費用も大きく異なります。

そこで今回は「【完全版】壁紙クロスリノベーションのガイド」と題し、徹底解説していきます。

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1．壁紙のクロスの種類と、話題のクロス

壁紙クロスにはたくさんの種類がありますが、現在最も多く流通しているのは「ビニールクロス」です。他にはどのような種類があるのか、ご紹介していきましょう。

主な壁紙クロスの種類

・ビニールクロス
ポリ塩化ビニールを主原料とした素材で作られた壁紙クロス。住宅の壁紙としては最も一般的なもので、種類の多さや機能性の高さが魅力です。

・紙クロス
欧米で主流の紙製の壁紙クロス。ビニールクロスに次いで種類が豊富ですが、貼り替えが少し難しいという難点があります。

・織物クロス
織物クロスは、壁に貼れるよう加工した布で、見た目の美しさと耐久性の強さが魅力。一方で、種類が少ない点や汚れがつきやすい点には注意が必要です。

・珪藻土、漆喰クロス
自然素材の珪藻土や漆喰を加工したクロスは、防火性に優れているのが魅力。本物の珪藻土や漆喰には劣りますが、質感が美しいのもポイントです。

特徴をもっとくわしく！
→事例付き！壁紙リフォームで押さえておきたい種類・選び方
→リノベ向きの壁紙クロスは？素材ごとの特徴をお伝えします

話題のクロス​

１．子どものいる家におすすめの壁紙「幼児の城」

最近、アクセントクロスとして人気を集めているのが「幼児の城」という壁紙クロス。カラーバリエーションが豊富なので、部屋の雰囲気に合わせて選び放題です。防汚性や抗菌性に優れているので、子どものいる家でも安心ですね。

・参考：ルノン「幼児の城（抗菌・汚れ防止 スーパーハード）」

２．こんなクロスも人気！黒板クロス

2. クロスの機能

最近では、機能性の高いクロスが注目されています。場所によって、機能性の異なるクロスを取り入れれば、ますます快適な住まいにすることができますね。
クロスが持つ機能の一例としては、次のようなものがあります。

・汚れ防止、抗菌
・耐久性
・消臭性
・調湿性

機能ごとの特徴を詳しく確認したい方は、こちらの記事がおすすめ。

→事例付き！壁紙リフォームで押さえておきたい種類・選び方

3. 事例で見る「色・柄」の効果

壁は部屋に占める面積が大きいため、色や柄によって部屋の印象を大きく変えることができます。

永く親しまれる「白」

最も一般的な白色は、部屋全体が明るく清潔感のある印象になります。また、白は無彩色であり膨張色なので、部屋を広く見せる効果も。

空間を引き締める「黒」

アウトドアメーカーのSnowpeakとコラボレーションしたUrbanoutdoorスタイルで、ブラックを壁に施すという新しい発想。もっと自由に。〇LDKなどの既成概念を取っ払ったデザインです。

落ち着きと爽やかさの「青」

青は鎮静作用を持つ色なので、部屋で過ごす人に落ち着きを与えます。爽やかな印象もプラスされるので、リビングや学習スペースに人気です。

他の色の効果も事例でチェック！

→壁紙をリノベーションしておしゃれな内装に。イメージに合わせて色を選ぼう

柄を取り入れた壁紙

色だけでなく、ストライプやドットなどの柄を取り入れることで、さらに可能性が広がります。
→ストライプ柄のクロスで遊び心をプラスしたこだわりリノベーション

また、部屋ごとに異なるクロスを使用するというテクニックも要チェック。
→全ての部屋に異なるクロスを用いた「The cloth party」

どんな色・柄のクロスがいいのか選べない、という方はこちらの記事も参考にしてくださいね。
→海外住宅の壁紙・塗り壁特集！オシャレデザインな家で。カラフルに色と遊んで暮らそう！
→集中力がアップする壁紙の色はどんな色？
→もう失敗しない。正しいアクセントクロスの選び方

4. 壁紙クロスリノベーションの費用について・見積の注意点

壁紙クロスリノベーションの費用は、安価な量産品のクロスを使用すれば1m2あたり750〜800円程度。標準的なクロスであれば、1m2あたり1,000〜1,500円程度が相場とされています。

業者ごとに費用を比較する際に注意したいのが、業者によって「m」や「m2」といった具合に、単価の表記の仕方が異なる点。

また、工事費を安く提示している業者は、材料費だけを単価としている場合もあります。実際に工事するとなると、その他に工賃・廃材処理費・下地の処理費・大型家具の移動費（1点2,000円以上）などが加算されることもあるのです。

費用を比較する際には必ず見積をとって、内容を確認するようにしましょう。

・関連記事：壁紙のリフォームをしたい！業務に頼む時の注意点
・参考：リショップナビ「壁紙リフォームの費用相場・クロス張り替えのよくある失敗と対策8選」

5. 先輩の声に学ぶ、壁紙クロスリノベーション（リフォーム）の注意点

ここで、過去に壁紙クロスをリノベーションした経験のある、先輩たちの声を見てみましょう。

• あまり変化を感じられなかった。
• 家電や天井の汚れが目立つようになった。
• 隣室との違和感が出てしまった。

壁紙クロスを変更すると、古いままの天井や床、家電や家具との調和が難しいという意見が多く見られました。もちろん調和は大切にしたいところですが、意識しすぎると面白みや変化に欠けてしまいます。

クロスをリノベーションする際は、調和と面白みのバランスが大切と言えそうですね。

クロスリノベーションの注意点について、さらに詳しく解説！

→壁紙のリフォームをしたい！業務に頼む時の注意点 

6. 部屋別！壁紙クロスリノベーション（随時更新）

色や柄、機能性もさまざまな壁紙クロス。リノベーションの際には、部屋ごとに壁紙クロスを使い分けるというのはいかがでしょうか。

続いては、部屋別の壁紙クロスリノベーションについて特集した記事をご紹介します。随時更新していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
 

洗面台の事例

水はねや湿気により、どうしても汚れやすい洗面台周りの壁紙クロス。洗面台周りには、機能性が高いものが向いています。

→洗面台まわりの壁紙を貼り替えたい！費用と選び方を解説します

7. 壁紙クロスのDIY

小さな傷や汚れを補修する程度であれば、壁紙クロスを自分で貼り替えることも可能です。一部だけ貼り替えると違和感が残る場合もありますので、できれば部屋全体を貼り替えたいところ。

最近では、元のクロスの上から重ね貼りできるタイプのクロスもありますが、環境によっては剥がしにくくなってしまうこともあります。特に賃貸の場合は、壁紙が上手く剥がれないと、退去時に原状回復費を請求される可能性があるので注意が必要です。

壁紙をDIYで貼り替える際の費用や注意点については、こちらの記事をご覧ください。

→壁紙の張り替えにかかる費用相場は？自分でもできるＤＩＹのポイントをご紹介します
→壁紙の補修はどこまでDIYでできる？

8. 壁紙クロス以外の壁材

自然素材や塗装など、壁紙クロス以外にも壁を仕上げる方法はあります。ここでは、壁紙クロス以外の壁材についてご紹介していきましょう。 

1）木材（ウッドパネル・OSBボード）

木材の壁材は、部屋に温かみをもたらしてくれます。OSBボードは、壁を自由に使ってDIYできるのもポイントです。

→ウッドパネルのおしゃれ力がスゴい！～木の壁リノベ4選＋最新おしゃれパネル～
 

2）珪藻土

自然由来の壁材である珪藻土は、調湿機能や脱臭効果、そして高い耐火性を兼ね備えています。手作業ならではの、優しい風合いも魅力です。

→珪藻土に憧れるけど、メリットばかりじゃない。デメリットを知っていますか？
→【アイテム】調湿・消臭・抗菌・VOC除去。34色から選べる珪藻土を検索｜HAGS
 

3）漆喰

日本で古くから伝統的に用いられてきた漆喰。自然な風合いと防火性の高さが魅力です。

→手軽に出来る！？ローラーで塗れる漆喰塗料をご紹介！

4）塗装

壁紙クロスと並ぶ、代表的な壁の仕上げ方法の一つが塗装です。ペンキで単色に塗るだけでなく、塗料の種類によって、全く異なる仕上げにできるのが魅力と言えるでしょう。

→壁紙と塗装、どっちがいいの？
→壁紙の塗装をDIY！失敗しないために押さえておきたい4つのポイント
→まるでコンクリート。ペンキだけで壁をモルタル風に仕上げる
→リノベーションで内壁を塗装仕上げに。メリットやデメリットとは？
→ペンキで壁を塗り替え！まるで海外のおしゃれ部屋！？事例を交えてご紹介

また、塗った部分を黒板として使用できる、壁用塗料もおすすめ。
→【アイテム紹介】板風の壁になるチョークペイント｜HAGS

5）タイル​

キッチンや洗面台などの水回りにおすすめなのがタイルです。水はねや油汚れを拭き取りやすく、機能性も高い壁材と言えます。

6）モルタル

インダストリアルな印象を持たせたいなら、モルタルがおすすめ。滑らかで綺麗な仕上がりになるのがポイントです。 

7）デニムウォール

岡山特産のデニム生地を使った、ちょっと変わった壁材もあります。デニムでありながら、色落ちの心配はなし。はっ水性や耐火性も備えているので、アクセントクロスにもってこいです。

→【アイテム紹介】デニムの壁材｜HAGS

まとめ

今回は壁紙クロスについて、いろんな角度から徹底的にご紹介してきました。壁は、天井や床とともに部屋のベースとなる部分です。そんな壁を彩る壁紙クロスは、色・柄の印象や機能性をしっかり吟味した上で決めていくといいでしょう。

バリエーション豊富な壁紙クロスから納得のいくものを選んで、理想の住まいを目指してみてはいかがでしょうか。
 

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