デザイナーズ物件へ（賃貸物件×インダストリアル）

企業様が買い取られた物件を賃貸物件としてリノベーションした事例です。大阪市内の人気エリアにある好立地を活かし、感度の高い印象的な仕上がりをご希望でした。単身者やカップル、少人数での居住を想定して設計しました。

今回のコンセプトは、インダストリアルテイストを取り入れつつ、洗練された上品な配色とアイテムのセレクトを行いました。ワンルームの空間に「語りたくなる」「見てもらいたくなる」ポイントを散りばめています。

まず、【間接照明】を活用して、くつろぎの空間を演出し、人を招きたくなる雰囲気を作り出しました。次に、ウォークインクローゼットはR壁とアーチ型の入口を採用し、リビングに足を踏み入れた瞬間に目を引くデザインに仕上げました。さらに、空間の「切替効果」を狙って、間接照明を仕込んだ段差造りと併せてベッドスペースをカーペットで仕上げました。これにより、空間に柔らかさとくつろぎを感じてもらえるように工夫しています。LDK側はインダストリアルテイストを取り入れ、棚板の金具やライティングレールに「ブラック」を採用しました。一方、洗面室内には真鍮・ゴールドのツールを用いることで、上品さと華やかさを演出しています。

このように、賃貸物件ではあまり見られない雰囲気を作り出すことを目指しました。職人の技術が随所に詰まっており、完成までには多くの試行錯誤がありました。今回も、この物件に住む自分をイメージし、ほっとするだけでなく気持ちが高まる空間作りを目指しました。

（担当アドバイザーより）